にいなんこ子育てブログ

離乳食記録〜最近はママと息子の成長日記です★

繰り返す夜間高熱の原因は中耳炎?悪化予防と見過ごさないサイン

子どもは体温が上がりやすく、また1日のうちでも夕方から夜にかけて高くなる傾向にあります。

  • ずっと鼻が出ている
  • 昼間は機嫌が良いのに夜、発熱とともに泣いて痛がる
  • 目やにが出ている

そんな症状があれば要注意!

小児科ではなく耳鼻科へ行きましょう!!

[box class="gray_box" title="この記事の内容"]

  • 夜間高熱が続く場合、中耳炎を起こしている場合がある
  • 鼻水や目やにが出ていたら要注意です。
  • 耳の鼓膜を小児科では診てくれない場合、小児科に行っても発見できない
  • 中耳炎の治療は進行するほど、根気的に長期にわたる。早期発見早期治療が大事。
  • [/box]

    それは風邪ではなく中耳炎かもしれません。

    子供の熱、風邪と思って油断してはいけない

    風邪ではない、大抵の病気は小児科に受診すれば判明すると思いますが、耳の病気は小児科では診察されにくいです。

    我が家は運悪く、小児科では発見してもらえず、耳鼻科に行くのが遅れました。

    小さい子はみんなかかる病気だけど、進行すると治りにくく、難聴や言語障害を引き起こす可能性もあります。

    [aside]
    息子はこれまで2度、中耳炎になりました。 1度目は、症状が出てからずっと、小児科に通い続けました。 お薬もしっかり飲んでいましたが、一向によくならず。 そうこうしているうちに、毎晩熱を出すようになりました。 それでも小児科では、同じような診察。薬を変えてくれるぐらい。。 そして昼間は熱が下がる。。

    よくわからないまま。 ある朝、息子の鼻から、目から、同じ色の鼻水と目やにが出たのです…!

    これはおかしい!とやっと耳鼻科に連れて行きました。。

    [/aside] まだ小さいころ、ママも新しい病気、わからないことだらけ。

    どうやって調べたらいいかもわからないですよね。

    今回はそんなママに、2度中耳炎にかかってしまった経験を元に、まとめてみます。

    中耳炎とは

    中耳炎には急性と滲出性があります。

    今回お話しする、発熱を伴う中耳炎は急性中耳炎です。 こちらは程度によりますが、しっかり治療を続ければ、比較的早めに完治します。

    急性中耳炎

    急性中耳炎とは、ウイルスや細菌により中耳が炎症を起こしている状態です。 子どもの耳管は短く、傾斜もなだらかなため、細菌が中耳に到達しやすくなっています。 そのため、5歳くらいまでの子どもに多い病気です。

    主に風邪をひいた時に発症しやすく、症状は、

    急性中耳炎の症状
    • 熱がでる
    • 耳垂れが出る
    • 難聴が起こる
    • 耳が詰まった感じがする。
    などです。

    夕方から夜にかけて発熱することが多いです。 鼻やのどの風邪が発症してから少し経過した、3〜7日後に発症する傾向にあります。

    耳鼻科に行きましょう

    [aside type="boader"] 子供の頃は小児科でいいんじゃないの?

    子供の病気は大人の場合とは少し違うから、ひとまず小児科に行くべき?

    [/aside] 赤ちゃんが、これまで大きな病気もせず元気に育ってきてくれたなら尚のこと、そう思っているママも多いのではないでしょうか。

    私もそんな風に思っていました。

    でも。 小児科は全てを見てくれるわけではない!

    [aside] もちろん、耳もしっかり診てくれる小児科の先生もおられます。 ただ、体の全体的な症状はみてくれるけど、専門的なことは各専門医に診てもらうべきです。

    [/aside] 特に、耳鼻科や眼科は小児科ではなく、専門の科に受診したほうがいいそうです。 アレルギーなどは、小児特有なこともありまず小児科で良いそうです。

    小児科で耳の鼓膜を診てくれるかどうか

    お子さんの小児科では、鼓膜まで診てくれますか? 私のかかりつけの小児科の先生は残念ながら見てくれません。

    中耳炎は鼓膜の状態を見れば分かります。

    風邪や熱、鼻の症状で受診した時、きちんと耳の鼓膜まで診察してくれる先生なら、信頼して風邪の時も見てもらっていいと思います。

    [aside] こう書くと語弊が生まれるので断りを入れますが。。 今お話ししていることはあくまでも耳に限ったことです。

    他の症状や病気に関しては小児科の先生のおっしゃる通りで間違い無いです! 私のかかりつけの先生も評判の良い先生です。 [/aside]

    耳の病気の発見が遅れる理由

    まだ小さいうちは、意思を伝えられなくて「耳の症状」を訴えたり表現できません。 そのことが、耳の病気や症状の発見が遅れる大きな原因です。

    • 最近風邪を繰り返している
    • 鼻水を垂らしていることが多い

    そのような場合は初めから耳鼻科に行きましょう。

    耳鼻科の薬は、量も多く、苦味もあります。 しかし、ここでしっかり治しておかないと、後々、難聴になったり真珠腫性の中耳炎になったりと、怖い病気です。

    [aside] 我が家のかかりつけの耳鼻科の先生は、 鼻水、熱という風邪の症状が2日以上続いたら耳鼻科に来てくださいと言います 2日で引くものはただの風邪、それ以上になると鼻のばい菌が悪さをしているそうです! [/aside]

    中耳炎の症状と治療

    危険な中耳炎症状

    中耳炎が進行している症状
    • クリーム色の粘稠性の高い鼻水
    • 鼻水と同じ色の目やに
    ここまで症状がでると、中耳に溜まった膿が鼻や目に出てきている状態です。 中耳炎が進行している場合は、抗生物質などを使って治療します。 が、抗生物質が効かない場合もあります。

    そんな場合や、中耳の膿により鼓膜が膨隆している場合は、 鼓膜切開などで中耳の減圧を行います。

    [aside] 息子は、抗生物質とアレルギー、炎症を抑える薬など毎食後飲んで、有難いことに約1ヶ月で綺麗に治りました。 [/aside]

    ひどい場合だと、完治するまで数ヶ月かかります。

    治療は長期に、根気よく継続する

    放置すると慢性化し、中耳の伝音機能にも影響を与え、難聴の原因になります。 それだけでなく、難聴は発語や理解力の低下にも影響してきます。

    症状がなくなったからと言って自己解決せず、しっかり根気よく投薬と診察に通い、完治させることが大切です。

    症状がないことも

    今回は発熱と、それに伴う痛みがありましたが、「滲出性中耳炎」では症状がほとんど出ません。 こちらは進行してしまうとより治りにくくなります。

    お薬のほか、鼓膜切開や鼓膜チューブを挿入したりして、中耳に溜まった液を排出します。

    こちらも発見が遅れると難聴や器官障害が進行する病気なので注意です!

    予防・早期発見するには

    ではどのように予防すれば良いのでしょうか。

    簡単なことから始められる予防法をご紹介します。

    簡単な予防法
    • 鼻水はこまめに取り除く。
    • 風邪を長引かせない。
    • 鼻をすすらない。
    • 強く鼻をかまない。
    普段から鼻を拭き取ってあげることが大切です。

    [aside] 私はこの一件から、電動式の吸引器を買いました。

    小型で扱いやすく、見た目も可愛いもの。 自分が吸ってあげるのがどうも苦手で… でも、予想していた通り、嫌がられ。

    「使っていたら好きになる、慣れる」とレビューを見ていましたが、 そもそも吸わせてくれない!!!! 息子にはまだ早すぎるよう。。

    そして、鼻水の多い息子には、定期的に耳とお鼻チェックのためにも 耳鼻科に通うことにしています。

    吸って綺麗な気になってしまって、再発してたら怖いですしね。 [/aside]

    耳のお掃除にも注意!

    耳鼻科に行くと、結構耳垢が溜まっており、取ってくれます。

    中耳炎は鼻からの炎症なので、耳から悪くなるものではありません。

    [aside type="boader"] 「自分でちゃんとお掃除しないとダメかな」と思い、先生に聞いたところ、

    子供の耳は鼓膜までの距離が大人の約半分。 大人は外耳から鼓膜まで弯曲しているが、子どもは止まる所なく鼓膜に直行するので、

    「ママがお掃除しなくていい」

    だそうです。 危険!! [/aside] なので、小さいうちの耳掃除は、ママより耳鼻科の先生に取ってもらった方が安心です。

    子供の発熱時に考えられることまとめ

    子供の発熱、心配ですよね。 他に、鼻水などの症状も出ていれば、

    そして、小児科の薬を飲んでも効いてこない場合。

    耳鼻科の受診を検討してみてください。

    最初にかかる場合、 小児科だけでいいかどうかは、その小児科によります。

    先生が、耳の鼓膜も見てくれるなら安心だと思います。 そんな場合は先生に相談してみてください。

    耳の鼓膜を診てもらえないなら、耳鼻科に行った方が安心かなって思います。

    耳は鼻と繋がっています。鼻の症状だからと気づきにくい、耳の病気。 気にかけていても、発見が遅れることだってあります。

    一番いいのは、耳の耳管がまだ短く、頻繁に風邪にかかりやすいうちは、定期的に耳鼻科で診てもらうことがおすすめです。